Lucy Show
5日目
2004.6.26 名古屋BOTTOM LINE
今週はハードな一週間だった、
22日と26日がLucyのLIVE、27日には検定試験を受験する。
その上、24日には仕事で陰謀のように棚卸しの予定が入っていた。
それに輪をかけて、引っ越しの予定が決まっていて落ち着かない。
それでも、そんな煩いもすべて、LIVEに行ってエネルギーを補給すればまた頑張れる。
名古屋BOTTOM LINEへは行き慣れた道筋だった。
仕事場のショッピングセンターから一番近い電車の駅にバイクを停める。
電車を乗り継いで名鉄に乗り換える。
名古屋までは特急で約50分。
検定試験を明日に控えた私は、試験問題集を持って電車に乗った。
渋谷へ行く新幹線の中でもこの問題集を開いていた。
それでも、1、2問解こうとするだけで睡魔が襲ってくる。
そんなわけで、せっかく携帯のMP3プレイヤーに
「ROCKAROLLICA」が入れてあっても聴く時間がない。
今回受ける検定は画像処理で、
CGやCADの時のように得意分野ではないのでかなりきつい。
正確にはマルチメディア検定と併願なのだけど、
こっちは得意分野だからと後回しにしていたら、勉強する時間がなくなってしまった。
それでも、分かっていて自分で選択したことなので、やるしかない。
今日はBOTTOM LINEだから名古屋で降りる。
ダイヤモンド・ホールやハートランドの時も名古屋。
クアトロ、OZON、市民会館だと金山で降りる。
もう、この電車には何度も乗ってる。
それでも、買い物が目的でこの電車に乗ったことは、ここ数年ない。
名古屋に着くと、まっすぐ地下街のコインロッカーに向かった。
冷房保護のために持って来たパーカ、試験問題集、バッグをロッカーに入れる。
財布、チケット、携帯、ハンカチをジーンズのポケットに押し込んで、
地下鉄東山線の改札へ向かう。
シルバーアクセをジャラジャラ着けたおばさんなんて、怪しいことこの上ないのだけど、
電車内に怪訝な顔をする人は一人もいない。
「どうせどこかのLIVEに行くんだろう」
と誰もが分かっている。
地方と言えども、名古屋はそんな街だ。
「ROCK'N ROLLの街名古屋」
Kiyoshiくんはいつもそう呼んでくれる。
事務所の後輩に名古屋出身バンドがいたからだろうか?
名古屋のLIVEは男の子が多くてノリがいいから?
電車はすぐに今池に着く。
いつもはギリギリに着いて遅刻寸前なのに、今日は少し余裕がある。
会場は地下鉄の階段を昇ると目の前にある。
ここへくるといつもあの日を思い出す。
LIVEで何度も来てるのに、思い出すのはいつもあの日のこと。
KiyoshiくんのLIVEを初めて見た日。
98年のMAD BEAVERSのソロツアーだった。
歩道を見渡して、「確かあのへんに並んだ」と思い出す。
お客さんのほとんどがhideちゃんFANだった。
整理番号を聞かれたあと、話かけてくれた女の子3人組がいた。
「誰のFANですか?」と聞かれて
「Kiyoshiです」と答えた。
「そうだよね〜。」と彼女達が言った。
KiyoshiくんのソロLIVEに来てるんだから、KiyoshiくんのFANに決まってる。
そんなぶしつけな質問をされても、全然いやじゃなかった。
なぜならその時初めて、私は誰かに
「KiyoshiくんのFANです」
と告白したから。そんな自分がなんだか嬉しかった。
会場へは開演20分前くらいに着いたのだけど、すでに全員入り終わっていた。
GOODSは渋谷で買ったので、物販を素通りして中に入る。
バッグを持ってないのでカメラチェックもない。
予想通り、SOLD OUTはしてなさそうだった。
それでも会場内はほとんどお客さんで埋め尽くされていて、
空間はあまりない。
私は「いつもの位置」へ移動する。
それは右端の前のほう。
ここだとほとんどがKiyoshiファンで埋め尽くされているので、
庭のような気分でいられる。
それに今日は一人だし。(いつものことだけど)
それと、ここだとわりと近くまで行けて、スペースも確保できる。
いわゆる「穴場スペース」
しかも、Kiyoshiくんがステージに立った時、中央や真正面ではなくて、
いつもこちら側を向くことを知っている。
それなのに、ピックは右手でほぼ真正面か中央に撒くので、
こちら側に雪崩の被害が及ぶこともなくて安全な位置だ。
前のほうへ進んで行くと、machineの名残のような厚底ブーツの子が数人いた。
別に構わない。
彼女たちは最初から後ろで観るつもりで、厚底を履いているのだと思う。
自分の定位置を確保して、あたりを見回す。
ステージの中央には黒地に金色のLucyのエンブレムが描かれた幕が掛けてあり、
その両脇に赤い別珍の垂れ幕が、カーテンを開いたように掛かっていた。
その後ろには、本来なら「NAGOYA BOTTOM LINE」のロゴがある。
でも今日は垂れ幕で隠れて見えない。
ふと2階を見上げると、スタッフの人がハンディカメラを設置している。
このカメラは、LIVE終了後にチェックを入れる目的でいつも撮影されているカメラだ。
渋谷でも回っていた。
もし、LIVE DVDとかがリリースされるなら、チッタあたりでもっと大きなカメラが回るのだろう。
ここの2階席は関係者用になっていて、一般の人は入れない。
MAD BEAVERSの時、あの、体育館のギャラリーのようになった2階席を、
モヒカン頭にカラフルなエクステを着けたCHIROLLINさんが何度か走り抜けて、
開演を待っているFANを湧かせていた。
MAD BEAVERS の3人を思い出すと、笑顔しか浮かんでこない。
CHIROLLINさんのアコギ(HOWEVERの時)と、
2曲の歌がめちゃくちゃ上手かったことを思い出す。
しばらくしてスタッフがステージにあらわれる。私の後ろでmachineファンらしき子達が、「兵庫さんいるかな〜」と話している。
兵庫さんがでっかいモニターの向こうにいる事に、私は気づいていた。
髪の毛が短くなって茶髪になっていたのを渋谷ですでに確認している。
それにちょっと痩せてらしたし(笑)
兵庫さんの姿がちらっと現れる。
後ろの子達が、「兵庫さんかな〜、、、?あ、違う。兵庫さんいないんだ〜」
、、、って、兵庫さんだってばっ!!(笑)
兵庫さんがギターをチューニングし始めると、私の目は兵庫さんの手にあるギターに釘付けになる。
「あれ、、、?」
兵庫さんが手にしてるのは、ナチュラルウッドのボディに黒いピックガードのついたレスポールだった。
渋谷で見たナチュラルウッドのギターは間違いなくセミアコだった。
レスポールは覚えが無い。
もっとも遠かったので、セミアコと同じギターと思って見落としていたのかもしれない。
それから、棺桶ギターやリバースモデルをいじりはじめたので、また客席に目を向ける。
渋谷より圧倒的に男の子が多い。私の前にはカップルがいて、たぶんB-Tファンのようだった。
私の左斜め後ろには金髪を立てて、いかにも「ロッカーです」「バンドやってます」風の男の子がいた。
位置はKiyoshiくんの真正面だったけど、この子もたぶん今井さんFANだろう。
うちの息子と同い年くらいか、あるいはもっと若いかもしれない。
などと考えていると、ちょっと客電が暗くなる。
「フェイントだったりして」などど後ろから聞こえてくる。
フェイントなどではなく、すぐに「ケ・セラ・セラ」のSEが始まる。
岩井さんと横山さん、そしてかっちゃん、Kiyoshiくんの順にあらわれて、
当然のごとく最後に今井さんが現れ、会場は「どお〜!!」っとどよめく。
私の側はほとんどが「Kiyoshi〜!!」と叫んでいる。
たまに「おかざき〜!!」という間抜けな叫びもあっておもしろい。(笑)
「ようこそ、ロケンな街名古屋」
とかKiyoshiくんが言ったような気がする。
いつもは「ROCK'N ROLLの〜」というところを「ロケンな〜」と
Lucy Ver.に置き換えている。
今日のKiyoshiくんは髪の毛をふわっとオールバックにしている。
メイクは濃くなかったけど、やっぱり男前だとしみじみ見とれる。
きょうもピアスは一個もつけていない。
シャツは、最初黒地に白か生成りのドット柄に見えたのだけど、
よくみたら小さな花柄のように見えた。
すでに1曲目がなんの曲だったか覚えていない。
今井さんの曲だったのは確かなんだけど、セットリストは渋谷とは全然違っていた。
最初の曲は二人とも棺桶ギター。
2曲目になると今回は今井さんが先にギターを持ち替える。
グリーンのまいまいだった。
Kiyoshiくんは棺桶ギターのまま、自分の曲を3曲くらい立て続けに演った。
たぶん、「Hey!」「NIGHTRIDE」あたりだったと思う。
今回はCDの聴きが足りないのが原因で、曲順を覚えることができなかった。
チッタまでには曲名とCDの曲順をマスターしておこうと思った。
Kiyoshiくんの曲が3曲くらい続いた後、
今度はKiyoshiくんがギターを持ち替える。
開演前に兵庫さんがチューニングしていたレスポールだった。
ロゴの形からたぶんギブソンだろうと判断する。
色はクリーム色のようなナチュラルウッド。
バンやろの'04.7月号を持っておられるなら、P10を開いてみて欲しい。
下段の右から2本目のレスポール。
こんな感じだった。
ただ、ピックアップとピックガードは黒だったと記憶している。
しばらくたってから、このレスポールのピックアップがシングルコイルなのに気づく。
レスポールだから、当然ハムバッカーだと思い込んでいた。
もっとも、シングルコイルと言っても、ストラトなんかについてる、
通常の幅の狭いタイプではなくて、
ジャズマスターとか、'50年代'60年代のレスポールなんかに使われてた、
幅がハムバッカーと同じくらい広いタイプのピックアップ。
あ〜解りにくい書き方。(笑)
だから、ジャズマスターについてるやつと思えばいい。
通常のレスポールなら、Kiyoshiくんがメインで使ってるギターと同じタイプの
ピックアップ(ハムバッカー)が2カ所ついてるので、
たいていああいう音(おわかりですね?)になる。
でもこのレスポールは、Lucyにロケンな音を与えるギターになっているようだ。
その次は渋谷で見たナチュラルウッドのセミアコ。
今日こそはメーカーを突き止めようと、ロゴを凝視する。
たぶんギブソンだろう。グレッチでないことは確かだった。
でも今日は、もう1本の濃い色のチェリーサンバーストのほうは登場しないらしい。
Kiyoshiくんばかり観て、今井さんを全然観てない。(笑)
でも、今井さんは渋谷の時よりよく動いている気がした。
時々くるくるまわったり、例のごとくスタビライザーを軽々と胸まで持ち上げて、
トレモロアームをギシギシやっている。
こんなに近くで観ちゃった。
今井さんFANの皆様ごめんなさい。(笑)
今井さんがKiyoshiくんの曲の時の間奏あたりでKiyoshiくんに近づいてきて、
二人で背中合わせにギターを弾く。
そんなツーショットが、今日は何度も観られた。
さすがに2人ともギターを持っているせいか、
1本のマイクに顔を近づけてコーラス、、、
というわけには行かないらしく、ギリギリまでKiyoshiくんに近づいていた今井さんが、
コーラスをとるため自分のマイクスタンドに戻って行く。
ちょっぴり寂しい気分。(笑)
今日はKiyoshiくんもステージ中央の前のほうに移動して、
観客を煽っている。
たぶん今井さんも前に出てきていた。
Kiyoshiくんが煽っている相手を確かめるため、Kiyoshiくんの視線をたどる。
・・・・私の左がわ後方にいた、金髪をたてたロッカーなお兄ちゃんだった。
飛び抜けて背が高いわけではなかったが、
まわりにいる女の子より頭ひとつでかい。
しかもなかなかの男前だったので、他の男の子より目立っていた。
Kiyoshiくんが自分のマイクスタンドの位置に戻ってからも、
私はその男の子をチラチラ観ていた。
身体はあきらかに左斜め前に向いていて、
今井さんの方向にある。
ところがその子は、口も半開きでKiyoshiくんに目が釘付け状態になっている。
私はしばらくの間、横目でちらちら観察していたのだけど、
やっぱり釘付け状態から我に帰れないらしい。
私は心の中で「よっしゃ!一人落とした!!」と叫んでいた。(笑)
私の後ろにいた子たちも、今井さんファンのようなのだけど、
「Kiyoshi、エロ〜イ!!」「エロモ〜ン!!!」とか叫んでる。
Kiyoshiくんもかっちゃんも評判が良いようで嬉しい。
Kiyoshiくんは、もうすっかりオールバックにしたはずの髪の毛が前に垂れてきている。
シャギーにした髪の毛の先に汗がつたって落ちる。
ライトでキラキラ光ってとても綺麗。
垂れた前髪が少し目にかかる。
ほんとは大きな目なのに、下を見ているせいか、細めた感じで流し目。
またまた悩殺!!!
今日のシャツでは汗がにじんでも、決して背中のTATTOが透けることはない。
それでも、はだけたシャツの白い胸元に汗が流れて、ゾクっとするほど色っぽい。
途中でKiyoshiくんが前に出てステージに向かって右から左に移動しようとしたとき、
たぶん右足をモニターか何かの角にぶつけたらしい。
ステージ袖に控えている兵庫さんに向かって照れ笑いをしている。
そのままずっと兵庫さんと目を合わせて笑いながら、
片足でぴょんぴょん跳んで、回り込むようにマイクスタンドの前に戻る。
か、かわいい。かわいすぎる。本当に40男なのか!!
兵庫さんの表情は隠れていてみえない。
時折茶髪にしたさらさらの髪の毛が風でフワフワ舞いあがっている。
たぶん兵庫さんもニコニコしているだろう。
かっちゃんのほうを向いてギターを弾いている時は、
当然客席におしりを向けることになる。
スーツ用と思われる黒のパンツは、細身でぴったりフィットしていて、
華奢なKiyoshiくんのヒップラインがはっきり見える。
無駄な肉がまったくついてない、小さくてかわいいピップを振りながらギターを弾く。
またしても、かわいすぎ。
自分自身のそんな姿など、ビデオにでも撮らないかぎり観れるわけないのだから、
Kiyoshiくんが計算してそんなポーズをとっているとも思えない。
まったく、この人のフェロモンはいったいどこからどうやって放出されているのだろう。
今井さんはというと、「J.B.Honey」で黒のまいまいに持ち替える。
私はこの曲が好き。
「GLIDER」も好きだけど、たぶんROCKAROLLICAのCDの中では「J.B.Honey」が一番好きかもしれない。
今回のセットリストは、Kiyoshiくんが3曲くらいまとめて演って、
次は今井さんが3曲、といった具合に進んでいたと思う。
曲順は覚えていないが、最後のほうで例の黒のSGも登場。
本編が終わってアンコールで出てきた時は、何の曲をやったのかはわからない、
カバー曲だと言う話だけれど、まったくLucyの音になっていたので、
Lucyの新曲と言っても通りそうだった。
途中でKiyoshiくんと今井さんが、一瞬ユニゾンで歌うところがあって、
びっくりするくらいタイミングがそろっていて、
逆に笑えてきた。
ここがカバー曲の強みかもしれない。
メインで歌っていたのは今井さんだった。
2曲目は聞いた事のある曲だったので、
年末のB-Tの武道館LIVEで今井さんが歌っていたのかもしれないと思ったのだけど、
はっきりとは分からなかった。
たぶん渋谷で演ったのとは違う曲だったと思う。
最後の曲の時、今井さんとKiyoshiくんがかっちゃんの前に集まってきた。
3人でせ〜の!で合わせるらしい。
今井さんが笑っている様子がはっきりとわかる。
後ろのほうで、「きゃ〜!笑った!笑った!!」とはしゃぐ声が聞こえる。
「せ〜のっ!!」
で、二人がかっちゃんの前から散ってマイクスタンドに戻る。
曲は「Rolling Lucy」
ラストの曲にぴったり。
この時の今井さんのギターは、
黒いボディーに、白のピックガードとピックアップのついたフェンダーのテレキャスだった。
このあたりでKiyoshiくんのセミアコが、実はバーニー製らしいということが発覚。
バーニーのロゴはちょっとギブソンのロゴに似ている。
バーニーならフェルナンデスなので、うなづける。
たぶん新しく作ったに違いない。
あのシングルコイルのレスポールも、実はバーニー製だったのではないかと思い始める。
次の川崎で、しっかり確認してこよう。
今日もMCは少なかった。
サポメン紹介は、「名古屋なので、かっちゃんが喋りたがってるから」
とかっちゃんに振る。
かっちゃんが、「ベースの栄吉さん!」
「キーボード、マニピュレートの、ヨコタテ、、、横、縦、、横山くん!!」
と、天然なのか、作りなのか、ボケをかましている。
かわいい。
MCはそれで終わり。
Kiyoshiくんが時々、「名古屋、○○○!!」といった具合に叫んでいるぶんだけ、
喋ったといえば喋っていたのかもしれない。
書き忘れてたけど、岩井さんのベースはスティングレイだった。
渋谷の最後のほうで違うベースも登場していたらしいのだけど、
私が観たのはスティングレイ1本だった。
ちなみに横山さんのコンピューターはMac。
Lucyはこれでいいのかもしれない。
寡黙でCOOL、あくまでも二の線を崩さない。
そんなKiyoshiくんもありだと思った。
たぶん、最後まで脱がない、ダイブしないのだろう。
それでもいい。
今日は渋谷AXでPENICILLINがLIVEを演っている。
machineが再起動する。
LIVE中にHAKUEIさんからの告知があったらしい。
たぶん、嬉しくて喋らずにはいられなかったのだろう。
HAKUEIさんらしい。
思いっきりLucyモードに切り替わっていた私は、
拍子抜けしてピンとこなかった。
そうだ、machineはいつもそうだった。
ボケっとしていると置いていかれる。
なんだか光の速さで突っ走っているような、
そんなバンドだった。
でも今は、私と同じ速さで進むLucyを見届けたい。
後悔しないために。
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