PENICILLIN in ROCK OPERA HAMLET

1998.05.29 中野サンプラザ

私がPENICILLINの名前を知ったのは、ちょうど一年程前の「99番目の夜」の頃。
初めて観た時、Dr が女の子かと思って、
一生懸命観た記憶がある。(笑)
そんな「気になるバンド」という位置づけだった。
しばらくして、PENICILLINがラジオの深夜放送をやってるらしいというので、
なんとなく聴き始めたのが、
文化放送の「COME ON! FUNKY LIPS」だった。
その頃私は、活動停止中だった某バンド(笑)のファンで、
ここのメンバーの出演しているラジオも聴いていたのだけれど、
関西人のわりには面白くない。(苦笑)
ところが、ファンでもないのに聴いていたPENICILLINのほうはやたら面白くて、
ほとんど毎週かかさず聴くようになったのだった。
だからといって、LIVEに行こうとかいう気持ちは全くなかった。

息子がまだ中学生だったのと、
'86〜'96の間、私はクラッシックにはまっていて、
ROCKに戻るつもりもなかったというのもある。
そんな私を一変させたのが、この
COME ON! FUNKY LIPS
なのである。

ラジオを聴き始めて半年くらい経った頃、
HAKUEIさんのビデオ「ダブルラブショック」が発売された。
反響はすごくよくて、
毎週、FAXやハガキで「ビデオかっこいいです!!」という感想。
PVの途中までは観たことがあって、ビデオにも録画してあるんだけど、
発売されたのは、PVも含むLIVEビデオらしい。
ミュージックビデオはレンタルにないし、
そんなにかっこいいなら、よぉ〜し、観てやろうじゃないか!!
そんなノリ。

そして購入。
なんと私の手元にあった、TV番組から録画したPVの、切れてて観れなかった部分の映像が、、、
Kiyoshiくんがめっちゃかっこいい!!
そんなこんなで、ほとんど同時にKiyoshi & PENICILLIN ファンになったのだった。

さて、本題の「HAMLET」。もちろん雑誌やラジオで上演のことは知っていた。
行きたい気持ちはあるけど、名古屋での公演はない。
大阪は土日のみ。
中野サンプラザしかないのか、、、
東京だと泊まりになってしまうので、息子を一人家に残して行くことになる。
今まではそれが最大のネックポイントだった。

ところが、1997.11に私の父親が亡くなった。
私は初七日の間実家に残って、息子はお葬式だけ出て、学校があるため家に戻った。
その経験があったため、息子を置いて一人で行く決心がついた。
ま、一晩だけだしね。

チケットはまだ残っているだろうか?
私が中野サンプラザに問い合わせたのは4月の始めだったと思う。
チケットはまだあった。
初日公演の5/29のチケットを予約し、高速バスの手配もした。
帰りは夜行バスで朝帰り。
まだPENICILLINファンになってなかった息子に
「『HAMLET』行くからね。」と言ったら、
「どうぞご自由に」との答え。
のちに千聖ファンになって、
「僕も行きたかった」と後悔してた。(笑)

「HAMLET」のサントラ盤がリリースされるというのは、
CDショップの店員さんが案内してくれたので知っていた。
その時は、「サントラ・アルバム」等買う気はまったくなかった。
ところがGiGSのインタビュー等で、
そのアルバムが普通のサントラなどではないことを知る。
曲を作るのはKiyoshiくん。
何か面白いことが起こりそうな予感。
さっそくCDを予約する。
同じ日に、GiGSの別冊が発売になるらしい。
しかも付録のCDには、ギターを練習するためのギターカラオケが入っているらしい。
バンドスコアも。
GiGS別冊も予約することに。
1998.05.21 発売日当日、予約したGiGSを引き取りに行く。
他の書店を覗いてみるが、どこにも入荷していないようだ。

GiGSを読んで初めて、嬉しい事実を知る。
公演は生演奏。
つまり、つまり、Kiyoshiくんが演奏するってこと??
PENICILLINのミュージカルだから、ということで行く決心をした「HAMLET」
それにこんなBIGなおまけがついてくるなんて。
PENICILLINだけでなく、Kiyoshiくんにも会える!!
公演まで一週間あまりの、或る日の出来事だった。

既知のとおり、この公演の三週間前に、hideさんが亡くなっていた。
報道を聞いた時には、「HAMLET」はどうなるの?と思ったけれど、
当然、曲はすでに完成していただろう。

1998.05.29(FRI)
初めてのPENICILLIN。初めてのKiyoshiくん。
期待に胸を膨らませて高速バスに乗った。
公演は5/29(FRI)〜6/7(SUN)の毎日(土日は昼、夜、二回上演)と、
一週間あけて6/14(日)が大阪公演(二回上演)だった。
東京駅に着いてから会場に行くまでの間どこで何をしていたのかはまったく記憶にない。

会場へ着く。もちろん初めての場所。
PENICILLINファンの女の子達がたくさんいる。
「HAMLET」記者会見の時の衣装のコスプレの子がいた。
O ちゃんコスの子もいる。
いかにもヴィジュアル系な感じで、黒服の子が多い。
「今日、朝のTVでやってたよね」「ほんと?じゃ、誰かにダビってもらお」
そんな会話が聞こえてきた。
昨日、関係者だけを集めてリハーサル本番を上演したらしく、
それが朝のワイドショー番組で取り上げられていたらしい。
すでに「ロマンス」でブレイクした後だったので、話題性はあったに違いない。
開場が始まった。すでに外には長蛇の列ができている。
階段には花輪がぎっしり飾られていた。
名前はまったく覚えていない。
確か、東海林のり子さんのはあった気がする。
会場に入る時、チラシと一緒にグレーの封筒を受け取った。
表には「皆様へのお願い 音楽監督 KIYOSHI」と書かれている。
特に気にもとめず、中に入って物販でパンフレットを買う。
私の席は、左端の前から10列目くらいだった。
かなり前のほう。
もちろん、私の前は全部FC先行予約でチケットを取ったらしい子達ばかり。
私の列は、PENICILLINとはまったく関係なさそうなお客さんばかりだった。
中央側の席には、背広を着たサラリーマン風の男性が2人。
1人は40代〜50代、もう1人は30そこそこといった感じだった。
私の隣には40代くらいの女性が2人いて、PENICILLINのことはまったく知らない様子だった。
しばらくパンフレットを眺めながら、開演を待つ。

開演時間になった。
厚い垂れ幕が上がる。ドキドキする。
ステージ上部に白いドラムセットがある。たぶんOちゃんのだろう。
その後ろのほうに演奏陣が並ぶ。
オレンジの頭が見える。
「あ〜、Kiyoshiくんはあそこでギターを弾くのね。」と思ってみる。
いきなり O ちゃん(うさぎ)がステージ上部、上手から出てきてドラムソロを始める。
すっげ〜、かっこいい。。。
O ちゃんを観るのも初めてなら、演奏を聴くのももちろん初めて。
会場は、「きゃ〜!!!」という黄色い歓声があがる。

続いて岩本恭生さん(シェイクスピア)が登場し、舞台は始まる。
まず、ハムレット誕生。
ステージ下、上手側にテーブルが置いてある。
そこにうさぎが大きな布をふわりと掛けた。
いきなりテーブルの布をはねのけてHAKUEIさん(ハムレット)が飛び出してきた。
テーブルの下はただの空間に見えて、そこにハムレットが潜んでいるのは不可能のように見える。
ちょっとした手品。
もちろん、会場は大歓声。
ここの所までは、市販されたビデオには収録されていない。

次々にメンバーが登場する。
PENICILLINのメンバーは、「ビデオで観るのと一緒だ〜」という感想。(笑)
HAKUEIさんとGISHOさん(レアティーズ/オフィーリアの兄)は髪の毛を後ろで一つに縛っている。
HAKUEIさんの声は通りにくく、台詞がほとんど聞き取れない。
オーバー・アクション(笑)のGISHOさんは、まさに舞台俳優向けといった感じ。
もともと声のいい千聖くん(ホレーシオ)は、舞台にも映える声だった。
演技は危なっかしくて我が子の学芸会を観るようで、ハラハラした。(爆)
印象は、HAKUEIさん→マザコンチックでなんだかカワイイ。
千聖くん→親友思いでめっちゃいい人。かっこ良すぎでおいしい役どころ。
GISHOさん→演技派。舞台俳優。迫真の演技!!
O ちゃん→そのまんま。一番のハマり役。(笑)

オフィーリア役の小澤理詠さんは、宝塚出身ということで、かなり身長が高い。
ぺたんこのバレエシューズを履いているにもかかわらず、
かかとのある靴を履いているHAKUEIさん(身長184cm)と並んでも、さほど身長差がない。
たぶん175cmくらいはあるのでは?

さて、幕が変わった。
いきなりステージ下中央から、ギターを持ったKiyoshiくんが飛び出してきた。
アドリブでギターを弾く。
もう、心臓が飛び出すかと思うくらいびっくりした。
こんなに近くでKiyoshiくんを観ることができるなんて。
衣装は、ビデオや雑誌で見たことのあるものだった。
まず、ステージ中央に立って、それからこちら側(下手側)に来た。
会場はもちろん、黄色い歓声。
前のほうの子達が「Kiyoshi〜!!」と叫んで手を振っている。
私はドキドキして、眩しくて凝視できない。

そして、ハムレットや他の人達が登場し、城内で大騒ぎするシーン。
そこへコロッケさん(ポローニアス/レアティーズの父)が登場。
騒ぎを中断させたところにハムレットが近づいてくる。
「お前は七色の舌を持っているそうだな?何か演ってみせろ!!」
王子にそう言われて、侍従のポローニアスがしぶしぶ出し物を始める。(笑)
実はここのシーンはビデオには収録されていない。
出し物は、「ロミオとジュリエット」の一人芝居。
もちろんものまねで。
この日はロミオを田村正和で、ジュリエットが淡谷のり子、
ジュリエットにお付きの婆やを志村けんでやってくれた。
場内、ステージ城内共、大爆笑。
そんな中で、ハムレットだけはシリアスな顔でいなければならない。
ステージ中央に腰掛けて、ずっとうつむいているものの、
HAKUEIさんは必死で笑いを堪えている様子だった。(笑)
ものまねのネタは上演日によって違ったらしく、
「ロミオとジュリエット」というのと、
お付きの婆やが志村けんだったところだけは同じだったらしい。

上演期間中に放送された「COME ON! FUNCKY LIPS」(生放送)には
コロッケさん、岩本恭生さん、ジェームス小野田さん(クローディアス役/ex 米米CLUB)がゲスト出演。
打ち上げ秘話や、楽屋裏での話等、大盛り上がり。
FAXで、「HAKUEIさんのもの真似もやって下さい。」というのもあり、
最終日にやったという話。
FAXで、「コロッケさんのかつらがふっとんでましたが、あれはアクシデントですか?ネタですか?」とうのがあり、
「一番最初のはアクシデントで、でもウケたので次からはわざとやった」とのお答え。
オフィーリア役の小澤理詠さんは、酔っぱらうとリンボーダンスを始める。
というのも暴露された。
千聖くんが、「HAKUEIはいいよな〜、麻倉未稀さん(ガートルード/デンマーク王妃)とのからみがあって。」というと、
「母上!!」とHAKUEIさん。
なぜか本番より上手い。(笑)

さて、第一幕が降りて、幕間の休憩に入った。
すると、突然場内アナウンス。
普通は女性の声で、「ご来場のお客様にご案内申し上げます、、、」とかなんとか言うと思うのだけど、
ここではいきなり、
「あの〜、ちょっとすいません、、、」
は??どこの にーちゃんが喋ってんの???
そう思った瞬間、
「音楽監督のKIYOSHIです。」
あ、あの、、、き、きよしくん、、、(笑)
「さっき封筒を配らせてもらったと思うんですけど、
中を読んで、協力できる方は協力して下さい。」
そんなことを言ったと思う。
そういえば入場する時、チラシと一緒にグレーの封筒をもらった。
中を確認する。
Kiyoshiくんのサイン入りの手紙(もちろん印刷)と共に
骨髄バンク登録の案内パンフレットが入っていた。
そういえばロビーに、骨髄バンク登録受付のスペースと、寄付箱が設置してあった。
こんなところで3週間前のショッキングな出来事を、まざまざと思い出させられる。
こんな状態でもKiyoshiくんはお仕事をしている。
Kiyoshiくんの手紙には、「自分に出来ること」として、
大勢の人が集まるこの場所で、少しでも多くの人に協力してもらえるよう、
登録を呼びかけたいというような内容だった。

舞台は第二幕に入る。
劇中劇で、KiyoshiくんやCOLAさんもステージ下に降りてきて、踊ったりしている。
ハムレットが間違ってボローニアスを刺してしまうシーンでは、
先が引っ込むようになっていると思われる剣が、なかなか引っ込まない。
つまり、なかなか刺せない。こんなところでハラハラ、ドキドキする。(笑)

ハムレットにふられた挙げ句、父親まで殺されたことを知ったオフィーリアが発狂する。
それを聞いてフランス留学していた兄のレアティーズが戻ってくるシーン。
曲は「Sword to Soul」。
会場客席側横(上手側)の入り口から、怒り狂ったレアティーズが飛び込んでくる。
髪の毛は振り乱し、恐ろしい形相(だったと思う)
通路側を走り抜けても、LIVEの時のように手を出そうとするファンはいない。
とにかく、迫真の演技。
GISHOさんって本当に悪役が似合うな〜、と改めて納得。(笑)
憎っくきハムレットに剣を振り上げるレアティーズ。
それをとどめようとするホレーシオ。
「斬るなら俺を斬れ!!」
千聖くん、かっこよすぎ〜。
もちろん実物の千聖くんは、「俺だったら絶対そんなこと言わねーよ。」
だ、そうです。
いえいえ、言いそうですよ。あなた。(笑)

最後のシーンでは、登場人物のほとんどが死んでしまい、(シェークスピアものはこういうのが多い)
虫の息になったハムレットを抱きかかえて、
「死ぬな、ハムレット!お前が死ぬなら俺も死ぬ!!」
と自分の短剣(ホレーシオは階級が低いので短剣しか持っていない)を首に向ける。
「待て!」とそれをとどめるのはシェイクスピア役の岩本恭生さん。
「お前は生きて、この出来事を後世まで伝えなければならない。」
というような台詞だったと思う。
「命の大切さを、自分の命をもって世に知らしめた勇敢な若者の物語を」

そしてステージ上部にスクリーンが降りて来て、歌詞が写しだされ、
千聖くんが「眠れ愛しき者よ」を独唱する。
千聖くんのワンマンショー(笑)
途中で出演者全員が登場し、大合唱になる。

最後に出演者紹介。
PENICILLINのメンバーの紹介の時は大歓声。
Kiyoshiくんの時も、PENICILLINに負けないほどの歓声。
あとの方々は、COLAさんも含めて、拍手のみでした。(笑)

以上、PENICILLIN & Kiyoshiくんドキドキ初体験レポでした。
、、、ってタイトル変わってるし。(笑)
実はこの頃すでに、友達(友達の娘さんでこの時高校に入学したばかり)を通じて
PENICILLINのmake loveツアーのチケットが手配してありました。
友達が入学した高校の同じクラスにGISHOさんファンの子がいて、
その子がFC優先チケットを取ってくれたの。
このハムレット上演初日の日は、彼女達は野外研修で長野に行ってました。
そのGISHOさんファンの子は、東京の方に向かって、
「公演が成功しますように」って祈ってたんだって。(笑)
公演は無事成功しました。

この時もらったKiyoshiくんの骨髄バンク登録呼びかけの案内の手紙は↓です。

  

封筒をクリックすると別ウインドウが開いて手紙が読めます。

チケットと一緒に送られてきた、HAMLETのチラシです。
  

*もしかしたら、GiGSの別冊は5/27発売だったかもしれません。
公演の2日前くらいに知ったような気がします。
なにしろ、6年以上も前の話なので記憶が曖昧な部分があります。
お許し下さい。


TOPへ