秘密日記_4月24日(月)

幻を見ているような気がした。
この人と出会って、一緒にいること。
それは確かに現実なのに、なぜか夢の中にいるような気がした。
明日の朝、目が覚めたら、実はすべて夢だったんじゃないかと思うような。
そんな現実感のない、夢の中にいるような、不思議なひとときだった。
それでも現実に私の携帯には送受信したメールが残っていて、
彼の負っているものを少しでも知ろうとした為に買った本が、私の手元にある。

「また明日メールするね」
その言葉を最後に音信不通になった。
やっぱりあれは、夢だったのだろうか。
私はいまだに夢を見たままなのだろうか。
明日の朝、目が覚めたら、メールも、本も全部無くなっているのだろうか。

ほんの一瞬だったけど、不思議な出会いだった。
不思議な思い出として、大切にとっておくね。
私はいままで通り、自分の道を歩むよ。
どうか彼に、理解があってふさわしい人が現れますように。


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