05月12日(木)その2

不定期連載
さあてぃしっくすの
猫でも解るパソコン講座!!
その5:片面2層DVDのデータを圧縮して一枚のディスクにバックアップ

で、今日はまた何をするかと言いますと。
片面2層DVD及び、4.7GB以上のデータが収められているDVDディスクの
バックアップをとろうという計画です。
DVDレコーダーが調子悪いと言う話はしたと思うんですけど、
何が困るって、一部のDVD-RAMを読み込まなくなっちゃったんですよ。
こうなるとどうにもならない。
だって、そのDVD-RAMに収められてるデータって、
書き込みに使ったレコーダーでしか再生できないし。
ディスクに焼けばデータは半永久的保存可能、なんて、神話に過ぎないですね。
確かに、アナログテープよりはマシだけど、
ディスクだから安心とは言い切れない。どこにでも落とし穴があるんですね。

そんなわけで、「大切なデータはバックアップを取っておく」というのは、
必要不可欠です!!!

で、そろそろ本編に行きましょう。
ま、これからはですね、大容量メディアも当たり前な時代になってくるとは思うんですけど。
それでもやっぱり、安くてお手軽なメディアを使いたい。
今日は、片面2層DVDに収録された大容量ファイルを圧縮して、
片面1層DVD(4.7GB)メディアに書き込んでみます。
もちろん、ただのデータなら方法はいくらでもあるのですが、
今日は、家庭用DVDプレーヤー(含PS2)でも再生できるファイルにして書き込みます。

使用するソフトは、先回もご紹介したDVD Decrypter(リッピングツール) と、
DVD Shrink という圧縮ツール。
オフィシャルページは日本語版もありますので、リンク貼っておきます。
DVD Decrypterのほうは、その3で
ダウンロード、インストール方法ともにご紹介していますので、ご参照下さい。

それでですね、今日やる作業の流れは、次のようになります。

まず、DVD Decrypterを使って、片面2層DVDからファイル形式でデータをリッピング
(この時点で「VIDEO_TS」というフォルダで抜き出されます。)

次に、DVD Shrinkを使って自動圧縮。(AUDIO_TSフォルダ、VIDEO_TSフォルダができます。)

圧縮できたファイルを、DVD Decrypterを使ってDVD-R(4.7GB)に書き込み。

と、こんな流れです。
ところで、ですね。このDVD Shrink という圧縮ツールなんですけど、
とってもよくできたツールで、(Win用はほとんどそうですが)
なんと、リッピングも出来てしまうんですね。
そんなわけで、最初はこのDVD Shrinkのみを使って、
「DVDディスクから直接ファイルを抜き出しつつ圧縮する」という方法を使って、
出来たファイルを、B's Recorder を使ってデーターファイルとして焼こうとしたんですが、
なぜか、「ファイル容量が大きすぎます」というメッセージが出て、書き込めませんでした。
データ容量が4.7GBに近かったので、微妙な差で書き込めなかったのだと思います。



(*その後の検証で、
まず、最初にDVD Shrinkを使ってファイルを圧縮、
できたファイルをDVD Decrypterを使ってディスクに書き込む。
という方法が、一番簡単だということがわかりました。)

そんなわけで、一旦DVD Decrypterを使ってファイルを抜き出してみました。
その後、ファイルをDVD Shrinkで開いて圧縮、という形を取りました。
すると、「DVD Decrypterで書き込みますか?」というダイアログが表示されて、
「はい」を選択すると、無事、圧縮データは書き込まれ、
出来上がったディスクは、ちゃんと家庭用DVDプレーヤーで再生できました!!
圧縮するので画質は多少悪くなりますが、
それでもアナログデータの比ではないので、問題ないでしょう。
しかも、分割した時には使えなかったメニュー等のデータも、
圧縮の場合、すべてコピー元のデータと全く同じように扱えました。
そんなわけで、さっそくLet's try ♪
まずはDVDをPCに挿入して、DVD Decrypter のFILEモードで、ファイルを抜き出します。



ちょっと時間がかかりますが、リッピングが終了したら、今度はDVD Shrinkを起動します。



続いて「ファイルを開く」を選択します。



ハードディスクから、先ほどリッピングしたフォルダを探します。



ファイルを選択すると、データ解析が始まります。
デフォルトでデータ圧縮した時のサイズが表示されます。



一枚のディスク(4.7GB)に納まるサイズになってます。
圧縮しないとこんなサイズです。



これを圧縮してDVD-Rに焼くわけですね。
まず、ブランクメディア(何も書き込んでいないディスク)をPCのドライブに挿入し、
上部メニューの「バックアップ!」をクリックします。



すると、こんなウインドウが開きますので、「OK」をクリック。



データをISOファイルとしてイメージ化するため、こんなウインドウでプレビューされます。



イメージファイルが終わると、自動的に書き込みが始まります。



終了したら、出来上がり。ディスクを家庭用DVDプレイヤー、またはPS2で再生してみましょう。
再生できれば、大成功!
Windows万歳!!
しかし、あくまでも私はMacユーザーですので、あしからず。(笑)


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