02月09日(水)
またまた不定期連載
さあてぃしっくすの
猫でも解るパソコン講座!!(笑)
その1:iTunes for Windows で cccd から 音楽CD作成!!
ギター講座はどうなったんだ!!とか、つっこまないよーに(笑)
ギター講座は、またそのうち、気が向いたらということで。
さてと。ご存知cccdこと、コピーコントロールCD。
PCでは再生できないとか、MP3には変換できないとか、CD-Rにコピーできないとか、
挙げ句の果てに、「Macintoshには対応してません」とか、
じゃあ、Windowsならどうなんだ!!と言えば、
CDを挿入したとたんに、頼みもしないのに勝手に、cccd専用Playerをインストールする始末。
しかも、一部の古いCD Playerで再生すると、CD Playerそのものが壊れる危険性もあるという、
憎っくきエ○ベックスのcccdを一刀両断!!!(笑)
まあ、あれですね、リングプロテクトを外して、
安全に音楽を聴きましょうという、とっても良心的な講座なんですよ。
いや、マジで。
さて、先日、iTunes4 でcccdをコピーする方法について少しお話しましたが、
今日は実験的な意味合いで、WindowsマシンでCDを作成してみました。
作成手順をご紹介するのに、スクリーンショットを撮ろうと思ったのですが、
Windowsのスクリーンショットは保存がいちいち面倒なので、
MacのヴァーチャルPCの画面を、スクリーンショットで撮影し、
実際のWindowsマシンのほうは、携帯のカメラで撮影しましたので、
あわせてご覧下さい。
さて、さて、まず、今回用意したのは、
cccdだからほとんど聴かなかったというわけではないのですが、
今思うと、cccdだったからやっぱ聴かなかったのかなあ?という感じの、
PENICILLINの「No.53」
HiBOOMという、エイベックス系インディーズレーベルから発売されています。
うさP(ぴー)とくまPがババ抜きをしている絵です。
描いているのは「漫画兄弟」といって、古屋兎丸さんとHAKUEIさんのコンビです。
さて、このCDをWindowsマシンに挿入するわけですが、
その前に、
これをWinマシンに入れてしまうと、例の、
エイベックス製のcccd専用Playerが、「勝手に」インストールされてしまいます。
ちなみに、Macでは、当然インストールはされません。
どうなるかっていうと、こんなふうになります。
これは、PENICILLINのアルバム「赫赫(かっかく)」を入れたところです。
CDのアイコンが二つあります。
下のアイコンがオーディオファイルのものですが、
上のアイコン(AUDIO)はPC用データのものです。
CDエキストラと呼ばれるものとほぼ同じと思えばいいでしょう。
ちなみに、この「AUDIO」ファイルを開いてみると、
こんな感じ。ついでに、「PLAYER」も開いてみましょう。
.EXEファイルについているアイコンは、バーチャルPCのものです。
このファイルが、勝手にWindows PCにインストールされてしまうわけですね。
それで今日は、インストールされてしまわないために、
Windowsの自動再生機能をoffにして、CDを挿入することにします。
これには、「レジストリの値を書き換える」という作業が必要ですので、
自信の無い方は、やらないほうがいいかも知れません。
エイベックスのPlayerも、一度インストールされてしまえば、
次からはその作業も必要ないので、
別に気にならないなら、そのままで良いと思います。
とりあえず、私は、Auto run をoffにしてみたいと思います。
まず、Windowsを起動したら、スタートメニューから、
「ファイル名を指定して実行」を選びます。
すると、画面左下にこんなウインドウが開きます。
名前のところに、「regedit」と入力して、「OK」をクリックします。
すると、こんなウインドウ(レジストリエディタ)が開くはずです。
上から三行目の、「HKEY_LOCAL_MACHINE 」のフォルダ左の+をクリックすると、
次のフォルダが開きます。
「SYSTEM」→「CurrentControlSet 」→「Services 」と開きます。
最後に「Cdrom」を開くと、こんな画面になります。
上から二行目の「Autorun」をダブルクリックします。
こんなウインドウが開きます。
値のデータ「1」を、「0」に書き換えます。
これで、「OK」をクリック。値が「0」に変わりました。
ではさっそく、cccdを挿入してみましょう。
ワクワク(笑)
挿入すると、私のPCは音楽CDの再生にiTunesを使うように設定してあるので、
自動再生機能を停止させているせいで、iTunesが起動しないようなことを伝えるメッセージが表示されます。
再起動すると元に戻るようなことも告げていますが、無視します。
「いいえ」をクリックして、デスクトップのどこかを一度クリックし、
もう一度iTunesのアイコンをクリックすると、iTunesが起動します。
こんな画面になるはずですが、もしならなかったら、
左のメニューの「オーディオCD」をクリックすると、この画面になるはずです。
この時点で、PCがインターネットに繋がっていれば、
CDDB(CDデータベース)にCDのタイトル名等を自動で取得するのですが、
私はまだ接続してなかったので、まず、インターネットに接続します。
次に、iTunesの画面上部のメニューの「詳細設定」にカーソルを持って行くと、
こんなメニューが現れるので、上から5番目の「CDトラック名を取得」をクリックします。
すると、一瞬にして、CDのデータが表示されます。「No.53」のデータです。
こちらは、Macで「赫赫」のデータを取得したもの
さて、ここからが重要です。
まず、画面左上の、「ファイル」の次に「編集」というのがあります。
ここのメニューを開くとこんな感じになっていますので、
一番下の「設定」をクリックします。
すると、次にこんなウインドウが開きます。
まず、インポートをクリックしてみましょう。
デフォルトでは、こんなふうになってます。
「インポート方法」のところが、「AACエンコーダ」となっているはずです。
これは、Apple独自のコーデックで、Windowsでいうと、WMAコーデックのようなものです。
iPodを使うなら、この「AAC」か、「MP3」にしておきます。
MP3にしておけば、iPod以外のMP3プレイヤーのファイルを作ることもできます。
ですが、今日は、普通のコンポで再生できる音楽CDの作成なので、
インポート方法を変更します。
右の□に v のマークの部分をクリックします。
こんなふうに、5種類のエンコードが選べます。
音楽CDの場合、「AIFF」か、「WAV」になります。
これは、どちらでもかまいません。
Macユーザーは「AIFF」、Winユーザーは「WAV」に馴染み深いと思えばいいでしょう。
私は「AIFF」しか使ったことがないので、今日は「WAV」で作成してみることにします。
これ以外の設定はいじらないで、次にとなりの「ディスク作成」を開いてみましょう。
まず、「推奨速度」です。
デフォルトでは「最大」になっていますが、
これは、絶対に辞めて下さい。
焼きミスの可能性が大です。
特に音楽CDの場合は、音跳びの原因にもなるので、やめましょう。
私が今日使用したCD-Rは、データ用で、最大書き込み速度は48倍速でした。
こんなの、とんでもないです。
では、速度を選択しましょう。
初めて書き込むので、安全なところを選んで、4倍速に決定。
もちろん、新しいドライブは性能がいいはずなので、
16倍速くらいでも大丈夫だとは思いますが、今日は慎重に行きます。
続いて「ディスクフォーマット」
これは重要です。必ず「オーディオCD」になっていることを確認して下さい。
さて、設定が終わったら、「OK」をクリックして、今度はCDの曲をPCにインポートします。
右上の「インポート」をクリックすると、PCにCDの曲が、WAVファイルとして取り込まれます。
インポート中は、CDの曲を頭から再生します。
インポートが終了すると、合図の音がすると思います。
こんな感じで、曲名の左側にグリーンのチェックが入ります。
さてさて、今度は、CDを書き込む準備です。
まず、左上の「ファイル」をクリックして、
一番上の「新規プレイリスト」をクリックします。
すると、iTunes画面左のメニューの、一番下に「新規プレイリスト」が追加されます。
この時に、「新規プレイリスト」という部分をクリックして、
アルバムのタイトル名に書き換えておくと良いと思います。
私は今回、これを変更し忘れたので、ディスク名が「新規プレイリスト」のままになってしまいました。
さて、作成した新規プレイリストには、まだ何も曲が登録されていない状態です。
ここに、先ほどインポートしたCDのWAVファイルをまるごとコピーします。
ファイルはどこに保存されているかというと、
当然、マイミュージックフォルダです。
さっそく、マイドキュメントから、マイミュージックフォルダを開いてみましょう。
すでに「iTunes」というフォルダが存在しています。
この中を開くと、
こんな感じです。左のファイルには、デフォルト設定のブラウザのアイコンがつきます。
普通はIEですが、私のヴァーチャルPCはネスケのアイコンがついていますね。
右の「iTunes Music」フォルダを開きます。
CDのトラック名、アルバム名等を取得しないとこんなふうに「不明なアーティスト」になります。(笑)
こちらはWindowsマシンのほうです。これを開きます。
さらに中も見てみますか?(笑)
ちゃんとWAVファイルで取り込まれていますね。
では、このフォルダを一個前に戻します。
こんな感じでウインドウを配置。
アルバム名の入ったフォルダの状態を表示して、そのフォルダごと、
iTunesの「新規プレイリスト」の画面(まだ何も表示されていないはず)に、ドラッグ&ドロップします。
一瞬でこんな画面になるはずです。
これで準備OK。マイミュージックのウインドウは閉じます。
続いて、ディスクドライブを開けて、最初のcccdを取り出すと、
今度はブランクメディア(まだ何も書き込まれていないCD-R)を挿入します。
すると、こんなメッセージが出るので、OKをクリックします。
続いて、右上の「ディスク作成」をクリック。
丸い部分がカメラのファインダーのように開いて、こんな感じになります。
明るくなったり暗くなったりしていれば、スタンバイ状態ですので、
もう一度ここをクリックすると、書き込みが始まります。
あとは、終わるのを待つだけ。
4倍速にしたので、10〜15分くらいで終わるでしょう。
さて、書き込みが終わったら、さっそくミニコンポで再生。
再生できました。大成功!!
今回、私が使用したCD-Rはディスク面に印刷できるタイプだったので、さっそく印刷してみます。
尚、使用したCD-Rはデータ用です。
必ずしも、音楽用のCD-Rを使用する必要はありません。
言うまでもないですが、あまりノーブランドのものは避けたほうが良いかと思います。
今回使用したCD-Rはmaxellですが、やっぱりThat's(太陽誘電)がお勧めです。
そんなこんなで、画像が多くて、とっても重かったかもしれませんが、
cccdをより安全に聴く方法をご紹介しました。(爆)
尚、最初に変更したレジストリ値は、再起動後にデフォルトに戻されてしまうようなので、
ま、cccdはさっさとコピーしてCD-Rに焼いてしまい、
その後、Vecterさんから、cccd用Playerのアンインストーラーをダウンロードして、
Playerを削除してしまったら、二度とPCでcccdを再生しないことですね。
かといって、コンポで再生するのも心配なcccd。
これって、買う価値あるのか?
注意書き
私のPCでは問題なく読み込み、リッピング、書き込み、再生共成功しましたが、
すべてのPCで成功することを保証するものではありません。
尚、成功の有無は、使用ドライブに依存するようです。
お使いのPCのドライブが対応しているかどうか調べる為に、以下のサイトさんをご参考下さい。
「CD-R実験室」 URL http://homepage2.nifty.com/yss/
ご自分のPCのドライブ確認方法は、以下の通りです。
Mac
左上の林檎マークをクリック
このMacについて→詳しい情報
システムプロファイラが起動するので、
ハードウェア→ATAで内蔵ドライブ
外付けドライブの確認は、お使いの接続インターフェイスをクリック
(USB、FireWire等)
Windows
マイコンピュータを開く。
CDを再生するCDドライブの上で右クリック
プロパティを開いて、「ハードウェア」をクリック
すべてのディスクドライブ名が表示されます。
尚、東芝製のドライブで読み込めない例が多いようです。
iTunesのダウンロードは、APPLEのサイトからどうぞ。
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