11月09日(火)
猫でも解るギター講座:その8
麗しのポールリード・スミス編

私がこのギターを初めて知ったのは、
ROCK OPERA HAMLET のGiGS増刊号なんです。
どうも HAMLET って、私にとっての転換点のようになってますね。
この、GiGS 増刊号に、録音機材が掲載されてて、
ポールリード・スミスは「インディーズ時代から愛用しているギター」
として紹介されていました。

その後、たぶんmedia youth のビデオなんかで目にするようになったと記憶しています。

さて、このポールリード・スミスの音なんですけどね。
言葉ではうまく表現できないんですが、
「ジャ〜ン!!」って鳴らしただけで、「ポールリードだ!!」
ってわかるんですよ。(笑)
これね、私が凄いんじゃないんですよ。
誰にでもわかるんです。
そのくらい特徴のあるギターなんですよ。
なんですかね〜?PUが特殊なんでしょうか?
一応、レスポールと同じく、ハムバッカータイプが使用されてるんですけどね。
最初はわからないかもしれませんが、何度も聴いてると、聴き分けられるようになってきます。

それでね、どこから話ましょうか?
ポールリード・スミスっていうと、=カルロス・サンタナなんですが、
サンタナの話は後回しにして、(笑)
Kiyoshiくん的ポールリードな音の話で進めます。

私がKiyoshiくんやPENICILLINのファンになった頃は、
まだまだヴィジュアル系全盛の時代で、
ウケのいいメロディアスな曲が流行っていましたから、
ギターも、メロディアスな音が多かったのではないでしょうか。
そんな時代に、Kiyoshiくんはすでに、名器ポールリード・スミスを使って、
スクラッチ・ノイズのような、変な(笑)音を出してたわけですね。
当時、音楽雑誌を隅から隅まで読み入っていた私ですが、
ポールリードを使ってるアーティストなんて、みたことなかったんです。

ところが、ところがですよ。
時は21世紀。音楽シーンも変化し、ストリート系の音楽が日本でも人気が出始めました。
私も、スカパーでHIP HOPを聴いていて、「なんか眠くなる音楽〜」とか思っていたのですが(笑)
何気に流していたTVから、あの音が!!
「え?」と画面を見ると、そのギタリストはポールリード・スミスを持っているではありませんか!!

そんなことが何度か続き、洋楽のHIP HOP系のギタリストさんは、
みんなポールリード・スミスをご愛用なのだということを知りました。

さてと、やっぱり爆音な感じが気に入ってファンになったRIZEなんですが、
Vo. & Gt. の Jesse くんもポールリード・スミスを持ってる!!
最初、Jesse くんがChar の息子さんだっていうのを知らなかったの。
ただ、以前に録画したLIVEで、 Char が出てて、途中で息子さんが出てきたLIVEがあったのね。
で、なんか似てるような気がして、ビデオを引っ張りだして観たら、
やっぱり Jesse くんで、あっくんも一緒に出演してドラムを叩いてました。
そのLIVEの時は、まだRIZEを結成してなくて、Jesse くんもストラトを使ってたの。

で、後にGiGSのインタビューで読んだんですが、(そのGiGSが見当たらない/泣)
Jesse くんって、中学くらいまでぜったいバンドは、やんなかったんだって。
まわりから、「お前、オヤジChar だろ、ギター弾いてみろよ。」とか言われて、
「ぜってーギターなんか弾かねーぞ!!」みたいな。(笑)
教えてもらったりしなかったみたいです。
Char も、Jesse くんの LIVEを観に行った時、
なんか、ギターを弾くところを間違えたらしくて、
Jesse くんが『しまった!』って顔をしたんだって、
で、LIVE 終わってから、
「お前、あそこ、『間違えた!』って顔しただろ、
ああいう時は『わざとやったんだよ』って顔しなきゃダメだ」
ってアドバイスしたとか(爆)
「教えたのはそれだけです」っておっしゃってました。
ん〜、いいお父さんだ。(笑)

そんなわけで、お父さんはムスタングなんですが、
Jesseくんはポールリード。
最初はね、さっき言ったみたいに、クラプトンモデルのストラトを使ってたんだって。
でも、洋楽のHIP HOPとか聴いてて、そこのギタリストの出す音がかっこいいなって思ってて、
最初は、その人たちが上手いからああいう音が出せるんだって思ってたんだって。
「自分は下手だから出せないだけなんだ」って。
で、クラプトンモデルのストラトが壊れて音が出なくなったんで(バッテリーが切れてただけらしい/笑)
新しいギターに変えようかってなった時、
リンプも使ってるし、SUM41も使ってるし、あの人も、この人も、、、
って、みんなが使ってるから、ポールリードもいいかな〜って。
そんなノリで使ってみたら、
なんと、あの音がっ!!!(笑)
要するに、「あの音」はポールリード・スミスの音だったんですね。
「なんだ〜、このギターだからあの音が出せたのか」って。
それ以来、Jesse くんはポールリードばっかだそうです。
ちなみに、今のメンバーのGt. のナカくんも、ポールリードを何本かご使用です。

最初にRIZEの音がかっこいいって思ったのも、やっぱポールリードの音だったんでしょうね。
LINKIN PARK のGt. の方も、ポールリードです。
とにかく、Kiyoshiくんのギターであの音を聴いて以来、
私はポールリードの音のファンになったようですね。

余談ですが、やっぱり、何気にスカパーを流してた時、
突然、「ジャジャッ!!」ってあの音が!!
条件反射的にTVの画面に注目すると、
なんと、画面にはKiyoshiくんのポールリードがっ!!
「え?は?何?何?何?」と半ばパニック状態でアーティスト名を見ると、
D[di;] の名が、
あ〜、この子か〜、Kiyoshiくんがプロデュースしてるっていう子は、、、
Kiyoshiくん、頭に紙袋被ってるし、、、(汗)
ま、どんなに変装(?)しても、そのギターじゃ、ナントカのかくれんぼ状態ですが、、、

何度も言いますが、Kiyoshiくんのあの独特なペイントのポールリードは、
限定生産もので、日本にたったの2本しか輸入されてないらしく、
もう1本はコレクターさんが持ってらっしゃるようです。
Kiyoshiくんは中古で購入されたようですが、
まさに、ギターがギタリストを呼んだっていうか、
Kiyoshiくんに弾かれるために生まれたようなギターですね。
ちなみに、ポールリード・スミスってギターは、
今、普通に新品で買うと50万円前後はする代物。
買ったのが10年以上前で、中古だったとはいえ、当時のお値段は、、、
もちろん、今買おうと思えば、当然プレミアついてるでしょうから、
100万は下らないでしょうね。

ま、お値段の詮索はそのくらいにして。(笑)
せっかくなので、まず、その麗しのポールリードですが、
D[di;]ちゃんのサイトで、Kiyoshiくんwith紙袋で出演のPVが見れますので、
ちょっと観てみましょう。東芝のサイト
Angel meat pieのPVってとこをクリックして下さいね。
ちょっと短いですけど、どうでしょう?ポールリードは観れましたか?

では、次は正当派ポールリードを。
ポールリード・スミスのHPです。
どこをみましょうか?
今、アーティストリストのところで、SUM 41をクリックしたら、
オフィシャルサイトにLINKしてるんですね。
なんか、違いますね、海外のサイトは。
私はね〜、日本のサイトで Flash が多様してあるの、好きじゃないんですよ。
ムービーが終わるまで待ってなきゃいけないじゃない。
もちろん、スキップすればいいんだけど、
どうせ置くなら、最後まで観たくなるようなムービーを置いて欲しいよね。
みんな似たようなムービーが多くて。
たぶん、業者さんに依頼するからそうなるんでしょうね。
仕事関係のサイトなんか、特にそうなんですけど。
そういう意味では、SUM 41のサイトの Flash ムービーはイケてます。

また脱線してますね。
どれをみましょうか?
Kiyoshiくんのはね〜、カスタム24ってやつなんですけど、ここに載ってないんですよ。
とりあえず、モダン・イーグルってのを見ますか?
一番左のですが、画像は表示されたでしょうか?
綺麗なトラ目ですね。
ポールリードのスタンダードなモデルです。
この、「モダン・イーグル」っていうモデルは、
鳥が羽ばたくインレイが特徴のようですが、
この鳥は、やっぱイーグルなんですかね?名前からして。
なんか、ハミングバードって聞いたような気がするんですが、、、
ボディー形状はこれがスタンダードな形です。
2つあるコントローラーはヴォリュームとトーンのようですね。
トレモロユニットはオプションのようです。
フレット数は標準の22フレット。

ちなみに、Kiyoshiくんのポールリードは、カスタム24と言うタイプで、
24フレットあります。
メリットはというと、まあ、MAXで1音高い音が出るってことですかね。(笑)
必要ならですけど。
インレイは普通のドットポジション(丸い印のみ)で、PUにカバーはありません。
スイッチが2個あるんですけど、on/off とPUのセレクターですかね?
ちょっとわからないです。
コントローラーは1個で、ボリュームのみのようです。
あと、トレモロユニットがついています。ロック式ではなさそうです。

問題のPUなんですが、たぶんカスタム24ならHFSというPUを搭載してると思うんですよ。
ポールリード・スミスのページの上のメニューバーから、
「PICKUPS」というところをクリックしてみましょう。
mp3でPUの音を試聴できます。
聴いてみますか?
私のMac OS パンサーだと、IEではなぜかmp3が再生できないんで、
パンサーをお使いの方は、サファリかネスケにして下さいね。
なんか、イマイチ「あの音」って感じじゃないんですけど、
これ、わりと高い音なんで、低い音は「あの音」ですよ。
左のメニューから、色々聴いてみるとわかるかも。
サンタナの音は、絶対違うって感じですね。
う〜ん、、、わっかんね〜(爆)

私の耳では、HFSですね。
根拠はですね、この音が一番好きだから。(笑)
インスピレーションとか、ふぃーりんぐ とかは大事にしないと。
つーか、PC(モノラルスピーカ)で、mp3で聴いて聞き分けろってほうが無理です。
何度も聴いてたら、ますますわかんなくなってきたので、やめましょう。(笑)

では、最後にあの、カルロス・サンタナ モデルを拝見。
あ、ちょっと待って。ありました、カスタム24。
こちらです。
(リンク先の画像が消滅しているようですので、変わりにこちらをどうぞ)
これ、PUはリアがHFSですね。フロントはVintage Bass っていうんですか?
Kiyoshiくんのもこれなんでしょうか?
このギターのインレイは、やっぱりハミングバードですね。
本当に綺麗なギターですね。
レスポールとポールリードは、ちょっと見とれてしまいます。

では、今度こそサンタナ・モデルをどうぞ。
どうですか?
ちょっとスタンダードモデルより、まるっこいでしょ。
なんか、全然違うギターに見えるんですけど。

というわけで、麗しのポールリード・スミス編でした。
こんな終わりかたでいいのかな〜。(笑)
また何か思い出したら、追記します。


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