11月04日(木)
猫でも解るギター講座:その4
ギブソン編

見つけました!!Kiyoshiくんのレスポール。
ギブソン・ファンクラブサイトの、カスタムショップギャラリーの写真を見てみましょう。
松本さんのギター、すごいですね、、、(汗)
ギャラリーのページは開けたでしょうか?
画面をスクロールして、掲載日2004/4/28のところまで降りて、
下から3列目の「1960 LP Special w/Bigsby」というのを見てみましょう。
このモデルは、ビグスビー社のトレモロユニットが取り付けてありますが、
Kiyoshiくんのはこれがついてない普通のタイプですね。
PUは「P90」なんですね。フライングVとかについてるやつです。
実は、カタログのほうにも載ってるんですけどね〜。
これなんですけど、LP ジュニアなんですよ。
GiGSにはレスポール・スペシャルってあったから、どうなんでしょ。
レスポール・スペシャルと、レスポールJr.スペシャルは違うと思うんですけど。
この2本、フィニッシュも違うんですけど、写真ではよくわからないですね。

せっかくなので、今井さんがそれと知らずに買ったっていう(笑)
SG トニー・アイオミ モデルも見てみますか。
おお〜!!PUがトニー・アイオミ シグネチャー・ハムバッカーですよ。
かっこいいですね〜。もっと綺麗な画像はないんですかね。(笑)
あ〜、でもこのカタログのはレフティじゃないですよ。

すげっ!こんなの見つけました。
ギブソン・レスポールが、こんなの作っちゃっていいんですかね〜。(笑)
ついでにこっちも
ええいっ!この際だ!!これも行っちゃえ〜!!
、、、レスポールの高貴なイメージが、一瞬にして崩れ落ちました?(爆)
では、イメージアップの為にこちらもどうぞ。
しかし、こんなギター、誰が持つんですかね〜。。。

ここでちょっと、せっかくなのでカタログの読み方も説明しておきますね。
わかる方は飛ばして下さい。
参考にするのは、やっぱりスタンダードモデルですよね。
まず、こちらをクリック

上から「Model」、言うまでもなくそのギターの名前ですね。

「Pickups」、PUですね。これもそうなんですけど、最近のレスポールには、
バーストバッカー・プロというPUが搭載されているようです。
ハムバッカーの種類なんでしょうね。
「w/ 」は「with」のことです。
アルニコ・マグネットってのが使われているようです。
エレキギターはスチール製の弦が使われているので、
磁気によって弦の振動を拾って電気信号に変換します。
なので、手が濡れてたりなんかすると、当然感電します。

「Controls」、スイッチ類のことですね。
ボディーの右下にある4つのつまみですが、
1個のPUにそれぞれ、ヴォリュームとトーンコントロールが一つずつついているので、
合計4個です。
ボリュームコントロールは、通常アンプ側で調整するので、
ギター側はフルまで上げておきます。
スイッチは、ボディ左上についてるやつのことです。

「Hardware」、これ、金属パーツのことじゃないかと思うんですけど。
PU、ブリッジ、テールピース、エンドピンとか、全部ニッケルってことでしょう。

「Scale/Nut Width」
「Scale」はネック部分の長さですね。
読み方がよくわかんないです。すみません。
たぶん、インチじゃないでしょうか?
24と3/4インチなら、だいたいそんなもんでしょう。
「Nut Width」ナットの幅ですね。
ナットというのは、ヘッドとネックの繋ぎの部分で、
ちょうど弦が当たってとまっている部分です。
このナット幅でネックの太さがだいたいわかるでしょう。
これも1と11/16インチってことですかね?

「Fingerbord/Inlay」
「Fingerbord」というのは、日本語で指板(しばん)といいます。
ネックの表の部分で、ギターの弦を押さえる時、指が当たる部分です。
たいていどのギターでも、ローズウッドが使われています。
文字どおり、薔薇の木でいいんでしょうか?
なんか薔薇だと細いし、ベニヤ板みたいな切り出し方をするんですかね?
って、説明になってませんね〜。また調べておきます。
フレット数は22ですね。
ギターのフレットは、22と24と二種類あります。22が標準かな。

「Inlay」
指板のところどころに、白くて四角いのがついてると思うんですけど。
これです。
コードを押さえる時、ポジションを確認するための印のようなものなんですが、
ドットだけのものも、一般的です。
たいていは、貝殻でできていて、装飾の意味合いも深いと思います。
先ほど見た、トニー・アイオミのSGは、インレイが十字架でしたね。
あと、先回紹介した、Slashのレスポールは、インレイがスネイクでした。
画像が紹介できないのが残念ですが、ほとんど装飾ですね。

「Bridge/Tailpiece」
「Bridge」は、PUのすぐ下にあるパーツで、弦が当たっている部分です。
このブリッジからナットに渡る部分を解放弦といいます。
ギターを構えた時、上にくる弦が一番太くて、第6弦です。
一番細い弦が第1弦。
上からE A D G B E というキーで、ドレミで言うと、ミラレソシミとなります。

「Tailpiece」
ブリッジの下のバー状のパーツです。
穴が6個空いていて、裏側から弦を通します。
このテールピースが、トレモロユニットになったものもあります。

「Materials」
ボディに使われている材質ですね。
このギターもそうですが、メイプルトップ、マホガニーバックというのが一般的です。
トップは、ボディの表に見える部分で、バックは裏側です。
表側にメイプル材(文字どおり楓の木でしょうね)を、
裏側にマホガニー材を使ってあります。
ネックもマホガニー材ですね。
これ、スルーネックとは書いてないんで、ボルトオンでしょうか?
スルーネックというのは、ボディとネックが一枚の木材からできているもので、
当然高価になります。
ボルトオンというのは、ボディの裏側にネックがボルト締めされているものを指します。

ネックの、50's Rounded うんぬんというのは、ネックの形ではないでしょうか。
握った時に指が当たる「指板」の部分は、ほぼ平らなのですが、
手の平が当たる部分は、丸くなっています。
この部分の形が色々あるんですね。
いわゆる、かまぼこ型から、三角な感じのものまで。

プライス等は飛ばして、「Finish」
「仕上げって」ことですから、要するにボディーの色です。
着色してないギターだと、「ラッカー」とか、書いてあると思います。
やっぱ、このギターはバースト(ぼかし)が多いですね。
ゴールドトップっていうのも有名らしいです。
ゴールドトップはね〜、
私は、永ちゃんが「P.M.9」のアルバムジャケットの中で持ってた印象が強いですね。(笑)

で、こんな説明で解りましたかね〜。

ついでだから、別のギターのスペックも見てみましょう。
フェンダーさんで、ディープパープルのリッチー・ブラックモア モデルなんかどうでしょうか?
セットネックってことは、あれです、
ボディーとネックは別々のパーツなんですけど、
ボルトで繋ぐんじゃなくて、接着剤でくっつけてあるタイプですね。
オーバルってあるので、握りの部分はかまぼこ型ってとこでしょうか。
指版はやはりローズウッドですね。22フレットです。
PUはなんか新しそうですね。フロント、リア共同じPUが使われているようです。
フィニッシュは、ウレタンって、ウレタン塗装ってこと?
金属パーツはニッケルとクロム。
これには「Strings」、弦も載ってます。フェンダー純正でしょうね。当然。
ついでに、ピックガードも載ってますね。
フェンダータイプのギターはボディーのトップにネジどめされていますが、
レスポールはボディから浮いた感じで取り付けられています。

続いて、下のほうに行って、コントロール類。
ヴォリューム・コントロールが1個に、トーン・コントロールが2個ですね。
切り替えスイッチは、レスポールと違って、コントロールつまみの上あたり
小さいのがピックガード上に収まっています。
右下にあるシルバーのパーツは、ギターのシールド(電気コード)を差し込む部分です。
レスポールだと、ボディの脇についているので、正面からは見えません。

こんな感じですが、いかがでしょう?
こうやって、ギターのカタログ(特に楽器やさんの)なんかをながめていると、
自然にギターの違いがわかってきて、LIVEで見るギターも見分けがつくようになるわけですね。

で、今日はギブソン編にしようと思ったのに、
カタログの読み方編になってしまいましたね。
まあでも、あとはSGとサンダーバードくらいですか。
フライングVとエクスプローラーは「変形ギター編」でご紹介したいと思います。
そうですね、SGもギブソンだけでなくYAMAHAもご紹介したいので、
次回、「SG編」でいきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。


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