10月30日(土)
不定期連載
さあてぃしっくすの
猫でも解るギター講座!!(笑)
その2:これだけは押さえておこう!スタンダードギターの巻
どこから行きましょうか?(笑)
まず、ギターメーカーからですかね〜。
なんといっても、超有名なFENDER(フェンダー)とGIBSON(ギブソン)でしょ。
ギターの老舗ですね。この2社は押さえておかないと。
で、その次に押さえておくのが国産メーカー。
やっぱ ESP と
FERNANDES(フェルナンデス)ですよね。
2社とも、わりと新しいメーカーだと思うのですが。
ミュージシャンモデルを造ってるんで、有名ってのもありますよね。
ESPの看板アーティストといえば、ラルクのtetsuさんとか、元LUNA SEAのメンバー、ALFEE あたりですかね〜。
PENICILLINのメンバーもESPだったんですが、事務所を変わったあたりから、
モニターをやめたらしいです。
千聖くんはESPでカスタムギターを作ってますが、
GISHOさんはリッケンバッカーとか使ってますからね。
FERNANDESの看板アーティストは、語るまでもありません。
今井さんとKiyoshiくんでしょ。(笑)
他にも、hideちゃん、ラルクのkenちゃん、布袋さん、
あと、Kiyoshiくんとは仲が悪いっていう、瀧川一郎さん。(笑)
もちろん、海外のアーティストさんのモデルもあります。
国内のバンドさんは、ほとんどがESPかフェルナンデスで楽器を作ってます。
もちろん、そうじゃない方もいらっしゃいますけどね。
で、話を戻して、世界的に有名な二大ギターメーカーなんですが、
それぞれに、代表モデルがあります。
車に例えるなら、フォルクスワーゲン・ビートルみたいな感じですかね〜。
フェンダーは「ストラトキャスター」(ST)
ギブソンは「レスポール」(LP)です。
ほとんどのギターは、この2種類のどちらかのタイプが原型になってます。
2種類とも、ミュージシャン・モデルが存在します。
フェンダー・ストラトといえば、この二大巨匠でしょう。
エリック・クラプトン モデル
ジェフ・ベック モデル
ま、見た目は同じです。
違うところは、クラプトンモデルのほうにトレモロアームがついてないことくらいでしょうか。
もちろん、細かいところは違っているんですが、素人目にはほぼ同じです。
この、クラプトン・モデルなんですが、バッテリー(電池)が内蔵されているらしいです。
普通、電気供給っていうのは、シールドを伝ってアンプ側から供給されてると思うんですけど、
電池内蔵なんてのもあるんですね。
エリック・クラプトンというと、すっかりストラトのイメージがつきましたが、
昔はレスポールだって使ってたんですよ。
前の日記にも書いたと思うんですが、
ビートルズのホワイトアルバムの中で、ジョージの曲にゲスト参加していて、
その時使ったギターがレスポールだそうです。
で、レスポールなんですけどね、ミュージシャンのシグネチュアー・モデルが存在します。
なんと、世界でたったの6人。
まず第1号は、ギターの巨匠ジミー・ペイジ。
この方、最近Playerという雑誌でジェフ・ベックと共に表紙を飾ってたんですが、
めっちゃ渋くてかっこいいですね。
かっこいいギタリストは、年を重ねても、やっぱかっこいいんだ〜
さて、続いてKISSのエース・フレーリー、AEROSMITH ジョー・ペリー、
ザック・ワイルド、ザックのモデルは、
リアPUを中心に白黒のわっかが外側に向かって広がっていくデザインで、
一度見たら忘れられない、インパクトのあるデザイン。
ミニチュアギターのサイトのLINKを貼っておきます。こちら
あと、Slash って方なんですけどね、
すみません、この方、私は知りません。
ネックのインレイ(指板のポジションをわかりやすくするために、何フレットおきかに付けられた印のようなもの)が
へびなんですけど、、、
つーか、これ、インレイの役目を果たしてるんでしょうか、、、
そして6人目。
なんと、日本人初です。
TAK Matsumoto 、B'zの松本孝弘さんです。
何種類かあるみたいですが、とりあえず、この6人のミュージシャンです。
で、リンク先の画像なんかを見ていただければ、
だいたいお分かりになったのではないかと。
誰でも一度は見たことがありますよね。
ちなみに、LucyのLIVEでKiyoshiくんは、
ナチュラルウッドのギブソン・レスポールをご使用でした。
今度発売のDVDにも収録されていると思うので、じっくりとご覧下さい。
さて、先ほどもギターの種類はストラトタイプとレスポールタイプに別れる、
ということを言いましたが、
それぞれにはっきりした違いがあります。
1:ヘッド
ペグ(糸巻)のついている部分ですね。
ストラトタイプは斜めになってて、ペグが6個共片側についていますね。
フェンダー製のギターはこのタイプが多くて、
テレキャスター、ムスタング、ジャガー、ジャズマスター等、すべてこの形です。
一方、レスポールのほうは、ヘッドの左右に対象に3個づつ付いています。
アコギなんかはすべてこの並び方ですね。
SGもこれです。
もちろん中には、左に4個右に2個という並びのものもあります。
アーニーボールとかがそうだったような、、、
ちょっとモダンな感じに見えます。
2:ボディ
まあ、見ればわかるって感じですけど、
レスポールはアコギの形を縮小したような、スタンダードなイメージですが、
ストラトは変形してるっていうか、でも流線型がとても綺麗です。
私の個人的な見解ですが、ストラトはいかにもエレクトリック・ギターってイメージがあります。
3:Pick Up
おとといも書いたんですけど、
PUっていうのは、おおまかに言うと2種類ありまして、
まず基本がシングルコイルっていうやつでして、
普通、ストラトタイプにはシングルコイルというPUが3個並んでついています。
どうして3個かというと、
ギターの弦をはじいた時の音の鳴り方が、
弦が固定してあるエンドに近い部分と、遠い部分で違ってくるからです。
ん〜、例えば、小学校の時にペンケースに輪ゴムを張って、ビ〜ンとはじく実験やりませんでした?
その時、輪ゴムの振動の仕方は、真ん中が大きく揺れて、端っこはほとんど揺れなかったはずです。
音楽が好きなあなたなら、音は振動だっていうのはご存知ですね。
振動の仕方が違えば、音も当然違ってきます。
エンドに近いほど、硬い音になります。
で、その音をまんべんなく拾うために、3個ついてるんですね。
一方レスポールには、ハムバッカーといわれるPUが採用されています。
単純に言うと、シングルPUを2個並べた形です。
普通はカバーがかかっていて、四角い箱のような形です。
↓の写真は、うちのギター(千聖モデル)のPU(ハムバッカー)です。
もちろん、カバーのついてないものもあります。
カバーの有る無しが音に影響することはないと思いますが、
たいていは見た目の問題だろうと思います。
レスポールには、このハムバッカーが2個ついています。
もちろん、今あげたのは、あくまでスタンダードなギターの例です。
レスポールにも、PUが3個ついたものがありまして、
ようするに、単純計算するとシングルPUが6個もついてることになるわけで、
PU周りは、とってもせまくるしい感じになります。(笑)
たいていのギターには、PUの切り替えスイッチがついています。
フロントのみ、リアのみ、フロント+リアというふうに切り替えられます。
ボリュームコントロールや、トーンコントロールのつまみ類も、
それぞれのPUに対して、1個づつついていますから、
PUが増えれば、当然スイッチ、ノブ類も増えるわけです。
さて、音の違いですが、
PUそのものの、コイルの巻き方なんかでも、当然音は違ってくるわけですが、
そんなことはギター職人さんでもないかぎり、わかんないことなので、
私には説明できません。(笑)
種類が違えば音も違うってことで。
で、シングルPUとハムバッカーの違いですが、
耳で聴く限りでは、シングルコイルのほうは、クリーンな感じです。
細い音って感じもしますね。
高音域がきれいに出るような気がするんですけど。
ハムバッカーのほうは、太くて重量感のある音が出ます。
ノイジーな感じもします。
私の好みは、ハムバッカーです。
どうしてこのような音の違いがでるかっていうと、
要するに、PUは弦の音を拾うマイクなわけで、
マイク1本で拾うか、複数で拾うかってことですね。
マイク1本の場合は、自分がほしいポイントの音だけを選んで拾えますが
複数のマイクを使えば、いろんなところに散らばった音を全部拾うことができるので、
要するに、厚みのある音になるわけです。
音楽を、古いラジカセのようなスピーカーが1個しかない機器で聴くと
薄っぺらい音しか出ませんが、
映画館の5.1chサラウンドとかで聴けば、重量感のある立体的な音で聴けるのと似ています。
もちろん、シングルコイルが「薄っぺらい」って言ってるわけではありませんが、
ノイジーな音に慣れてしまうと、シングルコイルが薄っぺらく聴こえてしまうのも事実です。
ギターの種類は大きく分けて、このストラトタイプとレスポールタイプって言いましたけど、
決定的な違いは、このPUです。
シングルコイルのみを搭載したタイプが「ストラトタイプ」。
ハムバッカーを搭載したタイプが「レスポールタイプ」です。
音に違いがあるという点で、ギタリストが2人いるバンドだと、
たいていはこの2タイプを使い分けているはずです。
一般的には、リードギターがストラトタイプを、
サイドギター(リズムギター)がレスポールタイプを使う場合が多いようです。
では、BUCK-TICKさんで考えてみましょう。
今井さんの赤まいまいです。
シングルコイルが2個のタイプですね。
今井さんがリードギターですよね?
一方、星野さんのレスポールです。
麗しいギターですね。
もちろん、PUはハムバッカーです。
ギターの好みにも、その人の性格が現れるというのがよくわかりますね。
あ、褒めてるんですよ?(爆)
さて、フェルナンデスさんのカタログを見ていただいたところで、
星野さんのレスポールの下にあるブルーのギターですが、
ストラトとレスポールの中間のようなルックスですね。
PUもフロントとセンターがシングル、
リアがハムバッカーという並びです。
このギターはスイッチ切り替えひとつで、
ストラトのような音も、レスポールのような音も出せます。
トレモロアームもついてるし、万能ギターな感じですね。
わかりやすい!!(笑)
4:トレモロアーム
トレモロアームの話が出たところで、
どこについているものかは、星野さんのカタログでお分かりになったと思います。
フェルナンデスさんのパーツのカタログ、わかります?
こんなユニットに弦を通すわけですね。
このトレモロアーム、ストラトには標準でついていますが、レスポールにはついていません。
これも、音の出し方の違いで、トレモロを使いたいか否かなんてのがあるんではないでしょうか。
このアームを押さえると、弦が引っ張られるので、音程が低くなります。戻すと高くなります。
あまり多用すると、当然のことながらチューニングが狂ってきます。
なので、たいていは「ロック(鍵)式」というタイプが搭載されます。
うちのギターはESPなので、フロイドローズというロック式トレモロユニットが搭載されています。
レスポールにもトレモロアームがないわけではないのですが、
スタンダードモデルには搭載されてないので、
後付けタイプになります。
どんなのかお見せしたいのですが、見つかりません。
ギター雑誌なんかを開いてると、普通にあるんですけどね。
このトレモロなんですけど、
キーボードなんかだど、電気信号を使って揺らすしかないのですが、
弦楽器の場合は、弦を伸ばしたり縮めたりすることで、音程が変わります。
なので、チョーキングなんていう奏法もあるわけですが、
トレモロユニットのついてないギターで、トレモロ効果を出す方法として、
ネックをつかんで湾曲させるなんていう、荒っぽい奏法もあります。
ま、ギターのネックが折れる原因になるんで、やらないほうがいいですけどね。
やらないって、ふつー(汗)
トレモロアームについて語っているので、ついでに。
とっても、とっても気になることがあるんですよ。
Kiyoshiモデルのギターなんですけど。
カタログの写真ではアームが写ってませんけど、
実際は、トレモロユニットがついてます。
でもね、Kiyoshiくんご本人は、アーム使わないんですよ。
なぜかというと、音程を変化させるのにワーミー(カタログ一番下)を使うから。
アーミングとワーミーの効果はもちろん違うわけですが、
とりあえず、今のKiyoshiくんは、アームは使わないんです!!
なのに、Kiyoshiモデルにトレモロユニットが標準装備なのが、
どうにも納得できなくて、ものすごく真相を知りたくて、
2001年暮れのフェルナンデスのギタークリニックの時に質問用紙に書きました。
見事に却下されました。(泣)
知られたくないのかも。
たぶん、兵庫さんの陰謀でしょう。(ウソです)
質問用紙には、「兵庫さんの陰謀ですか?」って書いといたんですけど。(笑)
それが最近、もしかしたら?って思い当たるところがあったんです。
カタログにもある、MY-115 Sなんですけど、
ギタクリの時の「一番好きなギターは?」と言う質問に、
「兵庫さんと一緒に試行錯誤して作り上げたギターだから思い入れがある」
とのことで、MY-115 Sを挙げていらっしゃいました。
このギター、Kiyoshiくん所有の
ポールリードスミス・カスタムを原型にして造られているそうです。
よお〜くみると、MY-Kのボディ形状の上の部分は、
ポールリードスミスと同じ形をしています。
下のほうはファイヤーバードっぽい形状なんですけどね。
PUの種類や、ボリュームコントロールのみのシンプルなスイッチ類も同じです。
MY-115 Sは、フロントにサスティナーが搭載されていますが、
これの前の型のMY-Kでは、ハムバッカー2個という形だったので、
モロにポールリードと似たスペックということになります。
で、Kiyoshiくん所有のポールリードカスタムなんですけどね、
トレモロユニットが搭載されてるんですよ。
だから、MY-Kにトレモロユニットが搭載されている理由は、これかな、と。
ポールリードそっくりのスペックに作りあげているわけですから、
「使わないから」という理由のみで、外す必要もないかな、と。
私の憶測なんですけど、たぶん、MY-Kにトレモロユニットが付いている理由は、
ポールリードに搭載されていたから
という単純な理由ではないでしょうか?
それでは、時間もきましたので(仕事に行かなくちゃ)今日はこの辺で、
明日は、フェンダーさん、ギブソンさん、その他もろもろの、
代表的なギターをご紹介したいと思います。
追記
Slashですが、元GUNS N'ROSESのギタリストで、
今はVelvet Revolverってバンドをやってらっしゃいます。
最近、来日されました。
実は千聖くんがGUNSのファンで、高校生の時武道館の2階席で観たそうです。
それが、今回の来日公演で、ちっちゃいライブハウスで観れて、
こんな近くで観れてる!!って、感動してうるっときたらしいです。(笑)
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