10月28日(木)
不定期連載
さあてぃしっくすの
猫でも解るギター講座!!(笑)
その1:死刑台のエレベーター・ジャケ写の謎。
とりあえず今日から、真面目に(?)ギターについて語ってみようかと。(笑)
ま、ギターはルックスから入るものなので、
スタンダードなギターを紹介しようかとも思ったのですが、
いきなりとんでもないギター達をご紹介致します。
私のせいじゃないからね〜。
Kiyoshiくんが変なギターばっかコレクションしてるのが悪い!!
、、、悪いのか?(笑)
では皆さん、まずお手元にmedia youthのCD「死刑台のエレベーター」をご用意下さい。
次にジャケットを取り出しておもむろに開きます。
一番最後のページに、おおっ!!な、悩ましいKiyoshiくんの写真が!!
ほらほらっ!そこのあなた!!よだれを拭くよーに!!(爆)
たくさんのギターに囲まれてますね。
今からこのギター達を分析したいと思います。
おっと、「死刑台のエレベーター」をお持ちでない?
おまかせ下さい。そんなあなたには、
こっそり例の場所に置いておいたので、ご参考に。
さて、写真のご用意は良いでしょうか?
では、↓の画像もあわせてご覧下さい。
まずKiyoshiくんの上のほうにある、1番のギターから。
変わった形ですね。
ヘッドが写ってないのでロゴの確認はできませんが、
これは間違いなく「VOX」というメーカーのギターです。
この形はVOXと覚えておけば良いでしょう。
もし違うメーカーのものだったとしても、
それはVOXのコピー商品のはずなので、間違えたとしても全然恥ではありません。
次、2番。
これがね〜、実は解らないんです。(笑)
エレキ・シタールのような気がするんですが、
はっきり断言できない理由がありまして。
形からするとエレキ・シタールなんですよ。
あ、シタールって知りません?インドの楽器なんですけど。
ビートルズのジョージ・ハリスンが使ったのが有名ですが、
Kiyoshiくんの「Something new , Somebody new」という曲の、
イントロ部分で、なんかエスニックな音がしてると思うんですけど、
あれがエレキ・シタールっていう楽器です。
ただね、エレキ・シタールには決定的な特徴がありまして。
ボディの左上の部分に、細い弦が12本張ってあるんですよ。
その弦は、つま弾いたりするために使うんじゃなくて、
メインの弦をはじいた時に、ボディの12本の弦を共鳴させて、
あのエスニックな、不思議な音色を出す訳です。
その12本の弦が、このギターのボディについてないんですよ。
強いて言うなら、kiyoshiくんの左手の親指の近くに、なんかあるでしょ?
ロゴのようにも見えるんだけど、(グレーの何か)
これが、12本の弦を取り付けるペグ(糸巻)のような気もするんですよね。
シタールならこの位置から、メインの弦と平行に12本張ってあるんですよ。
だから、外してあるだけなのかなぁと、、、
とりあえずこれは、エレキ・シタールということにしておきましょう。
はい次、3番
裏向けてあるから全然わかんないんですけど。(笑)
たぶんギブソン社のセミアコでしょ。ヘッドの形からして。
というわけで、ギブソン・セミアコです。
セミアコっていうのは、セミ・アコースティック・ギターの略です。
アコースティック・ギターというのはご存知ですよね?
いわゆる、クラッシック・ギターとか、フォーク・ギターとかです。
そうそう、「ゆず」が持ってるやつね。
ヴァイオリンとかと同様に、ボディの空洞に弦の音を響かせて音を出すしくみになってるわけです。
これがエレキ・ギターになると、ボディーに空洞はありません。
弦をはじいても響かせる空洞がないので、音は響きません。
その代わり、PU(ピックアップ)と呼ばれる、いわゆるマイクのようなものがついていて、
これで弦の音を拾って電気信号に変換し、
シールド(電気コードのことね)を伝ってアンプ(いわゆるスピーカー)で音を出します。
アコースッティック・ギター(アコギ)が丸みのある、暖かい音が出るのに対して、
エレキギターは比較的硬い、シャープな音が出ます。
もちろん、電気信号に変換しているので、ギターとアンプの間にいろんなもの
いわゆる「エフェクター」とかいわれてるやつですが、
そんなのも加えてやれば、様々な音色が出せるわけです。
Kiyoshiくんがよく踏んでる「ワーミー・ペダル」というのも、
エフェクターの一種です。
で、セミアコですが、
エレキギターなのに、ボディに空洞が空いてます。
ボディのサイズはアコギ並みのものから、
普通のエレキギターとほぼ同サイズのものまで様々です。
ギブソン社やグレッチ社のものが、セミアコの標準サイズだと思います。
アコギより、きも〜ち小ぶりで、厚みはアコギの半分くらい。
特徴は、アコギのように真ん中に丸い穴があるのではなく、
真ん中にはPUがあって、両サイドにヴァイオリンのようなS字の穴(正確には f 穴)があります。
この穴がついていれば、間違いなくセミアコでしょう。
音は、ボディに響かせるので、当然アコギのような暖かい音が出せます。
でもエレキギターなので、当然、エフェクターをかませることが出来ます。
LucyのLIVEでKiyoshiくんが、セミアコにワーミーをかましてましたね。
さて、続いて4番です。
ちょいとレトロな雰囲気ですね。
TEISCO(テスコ)というメーカーのギターです。
たぶんヴィンテージものではないでしょうか。
TEISCOは、今復刻版が出てるらしいです。
ヴィンテージものなら、中古でも10万は下らないとか。
どんな音がするのかは私は知りませんが、
たぶんベンチャーズとかの、テケテケって感じじゃないでしょうか??
PUがシングルコイルなんですけど、これ、当然ながら昔のタイプです。
フェンダーのジャズマスターとかについてるのと同じようなタイプね。
あ〜、ジャズっぽい、ブルージーな音が出るのかな?
よくわかんないです。(笑)
次、5番。
これもわかんない。(わかんないのばっかじゃん)
形はSGなんですけどね。
SGってわかります?
前のほうの日記でも紹介したと思うんですけど、
そう、今井さんが新しく買ったっていう、黒いギター。
ボディを正面から見ると、バットマンのマークみたいに見えません??
コウモリの羽っぽいっていうか。
そんな形です。(どんな形だっ!!)
なんかピックガード(ピックでギターのボディにキズがつかないように取り付けてあるカバーのことね)が
派手ですよね〜。チェッカーって、、、
まさかグレコじゃないですよね〜。
いや、違うようですね。
ロゴがあるみたいですが、どこのものかは全然わかりません。
CDジャケットを持ってらっしゃる方は、右上の写真にご注目下さい。
Kiyoshiくんの顔の前に2本のギターのネックがあります。
左上にロゴが見えます。カスタムって書いてあるみたい。
国産じゃないことは確かでしょう。
わからないので、次。(わかんねーのかっ!!)
6番ですが、これもわかんないですね〜。
形はやっぱSGですが、これ、セミアコです。
黒地に白のピックガードがリッケンバッカー(ビートルズが使ってたヤツね)っぽいですが、
ヘッドがリッケンバッカーじゃない。
そもそも、リッケンバッカーにSGなんてあるのか??
しかもこのギター、スイッチ類が全部スライドタイプなんですよ。
スライドタイプのスイッチは、よくフェンダーのテレキャスターに使ってあるのですが、
あ、テレキャスっていうのは、
そのジャケットの左上にKiyoshiくんがシャワー浴びてる写真があるでしょ。
そのお尻に下げてるギターがテレキャスです。
いいのかな〜水に濡らしちゃって(笑)
で、話を戻して、スライドタイプのスイッチですけど、
めずらしいですね。見た事無いです。
'50年代とかのヴィンテージものではないでしょうか??
このギター、後付けのトレモロユニットがついてます。
トレモロはわかりますよね。
なんか、ボディの下のほうに棒みたいのが付いてるでしょ。
それをウニウニっと動かすと、キーが変わってトレモロ効果が得られるわけです。
ギターの場合は、トレモロアームを使って弦を引っ張って伸ばしてやることで、
音程が変わるようになっています。
この装置が、普通のエレキギターだと、
ボディーをくり抜いて取り付けたりするのですが、
写真のギターはセミアコなので、当然ボディに空洞があるわけで、
くり抜いて装置をくっつけるっていうのはほぼ不可能なので、
外側に取り付けるわけです。
ギブソンやグレッチのセミアコにはよく付いています。
ギブソンはレスポールにもこの外付けタイプを取り付けるんですけどね。
そもそも、トレモロアームっていうのが、
スタンダードなっていう言い方があてはまるかどうかわかりませんが、
フェンダーのストラトキャスターとか、ジャガーとかについてるものなんですよ。
もともと。
で、それらのギターはPUがシングルコイルなんです。
一方、ギブソンのレスポールは、PUがハムバッカーと言いまして、
簡単に言うと、シングルコイルってやつが2個並んで一個っていう形でついてます。
音はシングルコイルのみだと、クリーンな感じです。
ハムバッカーは、厚みがあってノイジーな感じ。
もちろん、アンプやエフェクターなんかで音は変えられるんですけどね。
で、そのレスポールタイプには、たいがいトレモロユニットはついてません。
なんでかは、私は知りません。
ま、最初に創った時そうだった、というような要因が大きいのではないでしょうか。
もちろん、今はいろんなタイプのギターがあるし、
自分でカスタムメイドもできるのでこの限りではありませんが。
で、結局どこのギターかって?
わかりません。(泣)
グレッチかギブソンということにしておきましょう。
しかも、とっておきのヴィンテージものってことで。
ボディはYAMAHAのSGにとっても似てるんですけど、
たぶん違うでしょう。
次、7番。
なんか、ジャズベっぽいルックスですが、ベース程大きくないですね。
ヘッド部分をよぉ〜く見て下さい。
なんと、12弦ギターです。
形はストラトタイプですね。
メーカーなんか、もちろんわかりません。(開き直るな!!)
次、8番。
チェリーサンバーストな感じのストラトですね。
サンバーストっていうのは、いわゆる「ぼかし」の入ったカラーリングのことです。
色がサクランボに似たぼかしなので、この名前があります。
もっとも、このギターではわかりにくいのですが、
ギブソンのレスポールだと、本当に形も色もチェリーみたいで綺麗です。
あ、生のサクランボですよ。真ん中が黄色くて、外側に向かって赤くなってます。
さて、このギター、ストラトだと思うんですけどね。
なんとPUがハムバッカーなんです。
さっきも言ったけど、
フェンダーのストラトキャスターっていうのは、
シングルコイルが三つついてるんですよ。
フロントとセンターが弦に直角についていて、リアのPUが斜めについてる。
ところがこのギターはハムバッカーが2個。
なんででしょうね〜。
しかも、な〜んか不自然な感じなんですよ。
たぶんこれ、もともとシングルコイルだったやつを、
ハムバッカーと取り替えて改造したんでしょうね。
そう思っていたら、どこかのインタビューで、
「昔はストラトのPUをハムバッカーに取り替えて使ってたこともあるよね」
って載ってたのを発見!!
確かLucyの記事だったような、、、
その話題に出たストラトかどうかはわかりませんが、
たぶん、改造ストラトで間違いないでしょう。
これこそ、メーカーはわかりません。
グレコだったりしてね。(笑)
では、最後の9番。
一目瞭然。アコギです。
どこのかなんてわかる訳ありません。
なので、とりあえずタカミネってことにしておきましょう。
ま、YAMAHAでも、モーリスでもなんでもいいんですけど。
そんな当たり前のギターじゃなさそうですよね。
しかし、、、こんな珍しいギター、どうやって手に入れたんでしょ。
不思議だ〜。
実はKiyoshiくんの私有物じゃなかったってオチはないですよね、、、
というわけで、少しは参考になったでしょうか??
あ、ちなみに、ここにあるギターをぜ〜んぶ知らなかったとしても、
全然恥ではありません。
つーか、誰も知らねーって、こんなギター(笑)
次回は、これだけは押さえておかなきゃっていう、
スタンダードなギターをご紹介したいと思います。
P.S.追加していいですか?
はあ???って感じなんですけど。
8番のPUをハムバッカーに交換したと思われるストラトなんですけど、
2個のPUの間になんかマークが入ってるでしょ。
エピフォンのマークなんです。
なんでストラトがエピフォンなの???
あ、エピフォンっていうのは、ギブソンの姉妹ブランドでして、
ESPとエドワーズとか、フェルナンデスとバーニーとか、そういう位置づけです。
エピフォン製のストラトってのはあり得ないので、
たぶんこれ、ステッカーじゃないでしょうか?
PUをエピフォン製のものと交換したのかもしれません。
ってことにしておきましょう。
以上、独断と偏見のギター分析でした。
その後の追跡報告!!
すみません。全然ウソ言ってますね。
8番のギターは、まぎれもなくエピフォン製のギターでした。
Wiltshire という名前のようです。
この写真ではよくわからないのですが、ストラトよりもかなり丸っこいボディーですね。
一応、見つけたサイトのURLを入れておきます。
ギターコレクション・ドットコム
それと、6番のSGっぽいギターですが、
GUITORGAN Music Sonic ってモデルではないでしょうか??
Airline ってとこにも似たようなヴィンテージギターがあるんですが、
定かではありません。
変なギターってことだけは確かですけどね。(笑)
追記
資料が古くてLINK切れしているものもあるので、画像をUPしておきました。
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